あなたもこんな経験ってありませんか?
「やっべ〜遅刻だぁー!!!」
何気なく眠たい目をこすりながら、ふと目覚ましを見てみると、
うっかり寝坊していることに気づいて、
目覚めた瞬間に、「ばっ」と思い切って布団から飛び起きた経験ってありませんか?
これ、誰でもやりがちな、朝のふとした出来事ですよね。
誰でも何気なくやってしまっているこの習慣。
実はこれ、ものすっごい体に負担がかかっているって知っていましたか?
このように、普段何気なくやっている習慣が、
体にものすご〜く負担をかけてしまっているNGなことがあるんです。
体が資本の私たちにとっては、
体に負担をかけてしまうことは、ある意味「本末転倒」。
今まであなたがよかれと思って、朝起きてすぐにやっていることが、
実はあなたの体に大きな負担をかけている場合があります。
■一体それはどんな時だと思いますか?想像つきますか?
朝にいいスタートがきれるようになるためには、
朝の体のコンディションがすべて!
それならば、本当に朝起きてすぐにやるべきことと、
やってはいけないことの区別をここできちんとつけておきましょう!
1、洗顔をつかって顔を洗うこと
実は寝ている間って、私たちが思っている以上に水分が蒸発しているため、
朝起きてすぐが1番肌が乾燥してしまっているんです。
それなのに、その状態で洗顔で顔を洗ってしまうということは、
必要以上に大切な皮脂までを奪ってしまい、
余計に肌を乾燥させることになってしまうのです。
朝は化粧を落とすわけではないので、汚れの無い肌をまた洗顔で洗う行為は、
逆に洗い過ぎとなり、必要以上に皮脂をとってしまうことになります。
女性は男性と違い皮脂の分泌量が19歳ごろから急激に減少します。
寝ている間の汚れや皮脂はぬるま湯だけで落とせます。
必要な皮脂膜をとることもありません。
洗いすぎによって肌にいる常在菌のバランスを崩し、トラブルの原因にもなります。
こすらない、洗い流し過ぎない。
余程のオイリー肌でない限り、洗顔を使う必要はありません。
敏感肌、乾燥肌におすすめ
脂性肌、ニキビ肌の人には向かない
だからこそ、本当にすべきことは、
起きてすぐに水を飲み、水分を十分に補給すること。
そして、蒸しタオルなので、十分にお肌を湿らせ保湿することなのです。
2、急に体を動かすこと
よく朝に運動するといい!って聞いたことありませんか?
実は朝起きてすぐのランニングなどは、血圧が急激に上がる原因となってしまい、
体に大きな負担をかけてしまうことが分かっています。
特に朝は空腹な状態なので、
血液中の糖質が1番不足している状態を意味します。
その状態で体を動かしてしまうと、めまいや動機、息切れを起こやすく、
体調が悪くなる原因にもなりかねません。
寝起きは、血の巡りが悪く血流が少ない状態です。
血管も細くなっています。
そんな時に運動をすると、
細くなっている血管に大量に血が流れることになります。
そのため血栓もできやすくなっており、
心筋梗塞や脳卒中のリスクが起こります。
体全体が覚醒するためには、約二時間かかります。
そのため、身体が起きていない時に、
急に運動することは突然死のリスクも高まり危険です。
■朝運動するためには、どのタイミングが一番いいの?
それは朝食を食べてから1時間後〜がいいと言われています。
また運動の仕方ですが、朝は極力激しい運動は避け、
できるだけ体に負担のかからないヨガや、ストレッチ、
有酸素運動に適しているウォーキング、
また時間のない人は、日光を浴びたり、
何回か深く深呼吸を繰り返すだけでも、朝の運動として適しているそうです。
散歩・ウォーキングに関しては朝・早朝でもおすすめです。
人間はただ日光を浴びるだけでも、
体内時計をリセットできることから、
体の内から本来備わっている
エネルギーがみるみる湧いてくるようになっているそうです。
そう考えると朝の日光浴もバカにならないですね!
3、眠気覚ましのコーヒーを飲むこと
普段会社のオフィスを覗いてみると、
朝きて一番に缶コーヒーを飲んでいるサラリーマンの人っていませんか?
朝のコーヒーは眠気覚ましになるとも言われていますが、
特に朝ご飯を抜きにしてコーヒーを飲むって、
体にとってはかなり負担をかけてしまう行為なのです。
なぜなら、カフェインが多いと、
私たちの体で、
大変重要な役割を果たしてくれている、
インスリンの利きを悪くし、血糖値を上げやすくしてしまいます。
これは糖尿病になる原因にもなるんです。
インスリンがあるからこそ、
血糖値を一定に保つことができていたり、
脂肪組織で、脂肪が合成されるのを促進したり、
脂肪の分解を抑制してくれているわけです。
■ほかにもこんな理由があります・・・
人間の体にあると言われる体内時計。
これには「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが深く関係しています。
不快なことがあった際にも分泌されることから、
「ストレスホルモン」なんて別名もあるコルチゾールですが、
実はこれ、自然に体を覚醒させるために、
朝8時から9時の間に活発に分泌されるのだそうです。
そしてこのコルチゾールが、
大量に分泌されている時間帯にコーヒーを飲むと、
カフェインに対する耐性がついてしまうんです。
すなわち、飲めば飲むほど、
カフェインによる覚醒効果が得られにくくなるというわけです。
特に朝は前日の夕食から時間が経過していることもあり、
胃の中が空になっています。
そこにいきなりコーヒーを流し込むと、
カフェインが脳の迷走神経を刺激して胃酸を分泌させます。
そうなると、胃痛・腹痛や吐き気、
はたまた下痢の原因になってしまうことも。
だからこそ、どうしても眠気を覚ましたい・・・と思っても、
起床後30分はガマンすべし!
じゃあ、コーヒーに変わる、
朝に飲むオススメの飲みものってあるの!?
もちろん、あります♪
朝はコーヒーではなく、次の2つの飲み方がとってもオススメ♡
■1、朝一に飲むなら牛乳たっぷりのカフェオレ
それでもどうしても朝一に
コーヒーを飲まずにはいられないという方もいらっしゃるでしょう。
また、朝ご飯を食べる習慣がない人にとっては、
朝食を食べると気持ち悪いと言う人も。
朝食抜きでコーヒーを飲むのはよくないのですが、
どうしてもと言う場合はせめて、
牛乳をたっぷり入れてカフェオレにしましょう。
そうすることで、乳成分が胃への刺激を和らげてくれます。
コーヒーと同じ分量だけのミルクを混ぜて作れば、
一気にカフェオレに大変身♪
カフェオレとして飲むなら問題なさそうです。
■2、白湯か常温の水
白湯とは、つまり普通のお湯のことを言います。
正しく言うと、沸騰させたお湯を、
飲める温度までぬるく冷ました飲み物です。
「湯冷まし」とも呼ばれており、
昔から薬を摂取する際に一緒に飲まれていました。
人は眠っている間にコップ一杯分程度の汗をかくと言われています。
体内から水分が少なくなり、
血液は凝縮してドロドロした状態になっています。
それを解消するためにも、
目覚めのいっぱいは常温の水か白湯にしましょう。
常温の水は体内の水分補給になりますし、
白湯ならば内臓を温めて、
血流改善、代謝アップ、消化器官の働きが良くなることも期待できます。
この3つ、今まで何気なくやっていませんでしたか?
今回あげた3つは、
私たちがよかれと思って、
普段何気なくやっていることばかりですが、その裏で、
ものすごく体に負担をかけてしまっているNG行為でもあったんです。
あなたはどれか一つでも、当てはまったものがありましたか?
もし一つでも当てはまるものがあっても大丈夫です!
これから少しずつ意識していきながら、
朝起きたらすぐにやるべきことを一緒に心がけていきましょう。
死ぬまで付き合って行く私たちの大事な体です。
日頃から十分に気をつけていきたいものですね!