実はコーヒーにも旬がある
コーヒーのあの香ばしい匂い。
筆者はあの匂いが大好きで、コーヒーショップの前を通る時は目いっぱい鼻から息を吸い込み、幸せな気分に浸ります。
数年前から、コンビニでも本格的なドリップコーヒーが販売され始め、より親しみやすい存在になりました。
一年中買うことができるコーヒー。そんなコーヒーにも、旬があることをご存知ですか?
収穫時期は産地によってさまざま
コーヒー豆が採れるのは、赤道近くのいわゆる「コーヒーベルト」といわれる地域。
ブラジル、コスタリカ、メキシコなどの南米、ベトナム、インドネシア、インドなどのアジア、ケニア、エチオピアなどのアフリカの地域がそれにあたります。
北半球の産地では10月~3月、南半球の産地では4月~9月に収穫されます。
赤道直下の国(コロンビア、インドネシア、ケニアなど)では、年2回収穫されるそう。
コーヒーは収穫された後、実から豆を取り出し精選、乾燥などの工程を経て出荷されます。これには時間がかかるため、出荷されて日本に届くのは収穫から3カ月~半年後。
つまり、北半球の産地のコーヒー豆は春~夏、南半球で採れたコーヒー豆は秋~冬が旬ということになります。
ニュークロップ
収穫されてから様々な工程を経て日本に届いたコーヒー豆。この初物のコーヒー豆(新豆)のことを、「ニュークロップ」と呼びます。新茶、新米と呼ぶのと同じですね。
この「ニュークロップ」には、他とは違う特徴があります。
・酸味が強い
・香り高い
・コーヒーを淹れたときにモコモコする
コーヒーの味は好みが分かれますので、酸味の強い新豆が一概においしいとは言い切れませんが、味の好みに関わらず香り高いという点では、新豆のコーヒーを買う価値ありです。
旬のコーヒーを味わおう
とはいえ、コーヒーショップでは色んな種類のコーヒー豆が売ってあって、どれを選べばいいかわからない!なんてこともあるかと思います。
でも大丈夫。そんな時はコーヒーショップの店員さんに、季節のおすすめを尋ねてみましょう。コーヒーショップの店員さんは、今どの豆がおいしいか、熟知していらっしゃいます。
いつもよりもちょっとこだわって、旬のコーヒーを味わってみるのはいかが?