ダイエットには適度な運動と食事に気を付けることが大事、ってわかってるけど、なかなか実行できないのが現実ですよね。
1日の活動量は同じでも、食べても太らない人と、食べたらすぐに太ってしまう人がいます。
運動もしてるし、食事にも気を使っているつもり…それでも思うように痩せないという人、それは、「やせ菌」が足りていないからかもしれません。
そもそもやせ菌って何をする菌なの?
「やせ菌」っていったいどんな菌なのか、気になるところですよね。
「やせ菌」とは、私たちの腸の中に住む腸内細菌のうち、ダイエットに効果的な菌のこと。
主にビフィズス菌とバクテロイデスといった善玉菌のことをいいます。
この2つの菌が腸内に多く存在している人は、食べても太りにくいそうなのです!
この腸内細菌の数は、生まれつき決まっているものではなく、食事によって増やすことができます。
つまり、ダイエットの効果を高めるには、このやせ菌を増やすことがポイントになってくるのです!
腸内細菌は、私たちが食べたものをエサにして、様々な物質を生み出しています。
その中でも、ビフィズス菌とバクテロイデスが生み出しているのが、短鎖脂肪酸です。この短鎖脂肪酸は体全体のエネルギーの消費量を上昇させる働きがあることが、東京農工大学の木村教授の研究により明らかになっています。
今回、短鎖脂肪酸はそれに加えて、宿主のエネルギー恒常性を保つ役割りをしていることがわかった。つまり、食べ過ぎても短鎖脂肪酸の血中濃度が上昇してGPR41を活性化し、交感神経を刺激することでエネルギー消費を高め、肥満が抑えられるのである。
つまり、短鎖脂肪酸が増えれば、食べても太りにくい体にすることができるのです!
ではいったい、どうやってやせ菌を増やしたらよいのでしょうか?
何を食べるかがカギ!やせ菌を増やす食事とは
つまり、短鎖脂肪酸が増えれば、食べても太りにくい体にすることができるのです!
ではいったい、どうやってやせ菌を増やしたらよいのでしょうか?
腸内に存在する「やせ菌」の数には個人差がありますが、「やせ菌」は、直接摂取できるものではありません。ですから、食事によって腸内で「やせ菌」を育てる必要があるのです。
「やせ菌」を育て、短鎖脂肪酸をたくさんつくるには、「やせ菌」のエサとなる食材を食べることが重要です。
■水溶性食物繊維を多く含む食品
「やせ菌」のエサとなる食材に共通しているのは、「水溶性食物繊維を多く含んでいる」こと。 食物繊維には不溶性と水溶性の2種類がありますが、水溶性のほうが分解されやすく、短鎖脂肪酸が作られやすい性質があります。
水溶性食物繊維を多く含む食材の代表的なものは、
ごぼう
切り干し大根
納豆
ひじき
きのこ類
バナナ
りんご
アボカド
などなど。
海藻類や果物類に多く含まれています。
これらの食材は「やせ菌」にとって格好のエサになるだけでなく、水分を吸収してゲル状になり、食べた物を包み込む作用があるので、糖質の吸収を緩やかにして、脂肪の蓄積を防いでくれます。
ダブルで体にいいことがある食材なんですね♪
■発酵食品
水溶性食物繊維でも紹介した納豆はもちろん、キムチやヨーグルトも代表的な発酵食品。
そのほか、ぬか漬け、ピクルスといった漬物類や、みそ、しょうゆ、黒酢、豆板醤などの調味料も発酵食品です。普段の料理に上手に取り入れて、やせ菌を増やしていきましょう。
毎日摂りたい「やせ菌」おかず
そして大事なのは、やせ菌を増やす食材を毎日摂ること。
でも、これらの食材を使って食事をつくるのって、献立を考えるのも面倒…
そんなあなたにおすすめなのは、「やせ菌」を増やすおかずを常備菜としてストックしておくこと。作りおきしておけば、毎日ちょっとずつ食べることができますし、毎日作る手間も省けます。
ずぼらなあなたでも続けやすい、おすすめの「やせ菌」おかずをご紹介します♪
■ひじきとアボカドのサラダ
【材料】
・生ひじき
・アボカド
・白ごま
・マヨネーズ
アボカドは食べやすい大きさに切って、ひじきとともにボウルに入れ、マヨネーズを適量かけて混ぜるだけ!たくさん作って冷蔵庫で保存しておけば、数日は食べられます。
■切り干し納豆
【材料】
・切り干し大根
・納豆
・白だし
水でもどした切り干し大根の水気をよく絞り、納豆の付属のたれと白だし適量をあわせて軽く混ぜます。
食べる直前によく混ぜて、ご飯にかければ最高のご飯のともに!
材料もシンプルで、作るのも簡単。火も使わないので短時間で調理できますよ♪
やせ菌を腸内で増やして、やせ体質に!
食欲の秋、おいしいものがたくさんで、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、腸内のやせ菌を増やして痩せやすい体をつくりましょう!