どうして花粉症になるの?
寒い冬が終われば
やっと待ちに待った春の到来♬
でもそうやって喜んでいられない人も
いるんです・・・
そう、花粉症の人にとっては
もっとも辛い時期がやってくるからです。
花粉症に当たる症状は、
くしゃみや、鼻水、頭痛、皮膚の湿疹や炎症などです。
主にスギやヒノキなどの花粉が原因となって
私たちの体にアレルギー反応を起こすことで、
このような症状が出てくるのです。
[1]私たちの体は、“花粉”という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、
それを受け入れるかどうかを考えます。
[2]排除すると判断した場合、[3]体はこれと反応する物質をつくる仕組みをもっています。
この物質を「IgE抗体」と呼びます。
[4]抗体ができた後、[5]再び花粉が体内に入ると、
鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。
[6]その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、
花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
・・・そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。
花粉症を少しでも緩和したい!
「今年は少しでも、
花粉症を緩和したい・・・」
そのためには花粉症に負けない免疫力を
作ることがポイントです!
ではその免疫機能を高めるためには
どうしたらいいのでしょうか?
それは私たちが毎日行っている食生活を変えることです!
免疫をあげる食べ物を積極的に摂取することで、
免疫が正常に機能してくれるので、花粉を異物と捉えることもなく、
花粉症になりにくい体質となっていきます。
では具体的にはどんな食べ物を食べることを
心がけたらいいのでしょうか?
コレを食べて花粉症を改善しよう!
これからご紹介する食材を意識的に摂取していくことで
花粉症になりにくい体質を作っていけると言われています。
免疫力をあげることこそが、花粉症を予防したり
改善することにつながるので
一緒に「免疫力アップ」を目指していきましょう!
■①ショウガ
生姜は体を温めてくれることで有名ですよね!
生姜を食べると内臓の働きを活発にして
体を温めてくれるので
発汗と利尿を促し、新陳代謝を高めてくれます。
新陳代謝が上がれば毒素も排出してくれるので
免疫力UPも期待できます♬
生姜単体で食べるのが苦手な人は
すりおろした生姜を紅茶に混ぜて飲むのがおすすめです♡
■②はちみつ
はちみつに豊富に含まれているビタミンCやビタミンB6、カリウムやナトリウムなどのミネラル群には、免疫機能を維持する働きがあると言われています。
この他にも、はちみつに含まれている
オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコン酸が
腸の働きを整え、免疫物産の産生を促進してくれるんです。
先ほど紹介した生姜入りの紅茶に
はちみつを入れて飲めば相乗効果も期待できますね!
■③ヨーグルト
ヨーグルトには皆さんもご存知のように
ビフィズス菌が入っています♬
特に腸に働きかけてくれることで、
腸を健全に保つことができ、腸の免疫力を活性化させてくれます。
実はここが大きなポイント!
腸の免疫細胞を活性化させることが
免疫力の強化につながるんです!!
またヨーグルトだけではなく、
チーズやバターなどの乳製品にもビフィズス菌が含まれているので
乳製品を積極的に摂るようにすれば
アレルギー症状も抑制することができます♬
腸管にはヒトの粘膜免疫の約6割が集中しています。
腸を健全に保ち、腸の免疫細胞を活性化させることが免疫力の強化につながります。
そもそも健康なヒトの腸内フローラには
①消化管を病原菌の感染から守る、②粘膜免疫を強化する、といった機能があります。
したがって悪玉菌が増えて腸内環境が悪化すれば当然ながら免疫力は下がってしまいます。
整腸作用のある善玉菌を摂取して腸内環境を環境を改善すれば本来、腸内フローラの持っていた免疫力を取り戻すことができるかもしれません。
■④ネギ
ネギの芳香成分が
実は鼻の通りをよくしてくれます。
そう、ネギは食べるのではなく、匂いを嗅ぐ方が
体にいいって知っていましたか?
まずネギの香りを嗅いで、体温の上昇をサーモグラフィーカメラで確認すると、なんと、体全体で1度上がるということが判明!
しかし食べてみると、体温は上昇しないという不思議。
その秘密はアリシンという成分にあるということのよう。
アリシンは鼻から入ることで血管を広げる働きがあり、
そのおかげで体温の上昇をもたらすということ。
ただ空気の6倍の重さがあるために、食べることで香りが留まってしまうようですね。
アリシンは口からではなく、
鼻から入ることで血管を広げてくれるんですね!
またネギに含まれているβカロテンが
花粉で荒れた粘膜を強化してくれるので
鼻水、鼻づまりにも効果的です!
ネギは想像以上に効果絶大です◎
■⑤ニンニク
ニンニクといえば、
強烈な匂いが印象的ですが、
ニンニクもネギと一緒で
硫化アリルの一種であるアリシンという成分が入っているので
匂いが強烈なんです。
でもこのアリシンこそが、
ビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、
風邪やインフルエンザウィルスを予防できたり、
腸の働きを正常化したりする働きがあります。
またスコルジンという成分が
ニンニクには含まれていて、
このスコルジンが代謝の活性化や、
疲労回復を助けてくれたり、免疫力をアップさせてくれます。
ニンニクの匂いが気になる人はどうしたらいい?
と言う方法もあるみたいなので、
「ニンニクの匂いが気になる・・・」と言う人は
ぜひ試してみてくださいね!
■⑥タマネギ
タマネギといえば
血液をサラサラにしてくれる効果があることは
有名ですよね!
実はそれだけでなく、免疫力アップにも
大きく貢献してくれるんです!
特に現代病とされている
アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症の治療効果が高いもの、といえば
たまねぎと言うほど。
その秘密は「ケルセチン」という成分。
この成分がかなり優秀なんです♬
ケルセチンは、
★肉の脂肪「アラキドン酸」がアトピー症状を悪化させる 「プロスタグランジンE2」 という生理物質に転換することを抑制したり、
★ヒスタミンという起炎物質が肥満細胞から遊離するのを抑えたりします。
アレルギー性疾患の体質改善する効能を有しているのです。
また、高い解毒作用も持ち、有害物質を体外に排泄して体を守ります。
また、強い抗酸化作用があり、炎症を抑え、
花粉症の炎症を抑える効果も認められています。
ケルセチンは、実は熱にはとっても強いんです。
だから生でなくてもたべれるので、安心ですよね。
またケルセチンは玉葱の身というよりは、
皮により多く含まれているんです。
え〜皮は捨てちゃってるよ〜!
っ言う人多いと思うんです。
なのでなるべく皮を捨てずに
皮も一緒に料理できるとよりいいですね!
■⑦ニラ
やっぱりニラも
ニンニクやネギと同様、
アリシンという成分が入っているので
免疫を高めてくれる効果が十分に期待できる食材です。
ニラに含まれるアリシンには強い殺菌作用があり、細菌などからからだを守るはたらきがあります。このため、感染症などの予防効果が期待できます。
また、ビタミンAには、鼻や口、のどの粘膜や、胃や腸の粘膜などを正常に保つはたらきがあります。このため、侵入してきたウイルスなどを入り口で撃退できる可能性が高まり、結果として免疫力の向上につながります。
慢性的な不調を抱えている人も多い中で、
例えば
■貧血、骨粗しょう症
■食欲不振、胃もたれ
■便秘、下痢
■冷え性
■疲労
■不眠
でも効くと言われているんです。
熱湯に刻んだニラと醤油を入れて飲むと
体もポカポカして
アリシンが発汗と利尿作用をさらに促してくれます!
これで今年の花粉も乗り切ろう!
暖かい春の到来は嬉しいけど
花粉が飛べばマスクやメガネは欠かせない毎日は
ちょっと辛いですよね。
でも今から普段食べている食事に
免疫をあげる食材を積極的に取り入れていけば
花粉症も改善したり、
症状を軽減させることもできるようになります!
特にネギ類に多く含まれている
「アリシン」が免疫力をアップさせてくれる強い味方なので
できればネギ類を多く摂ることがオススメです♡
今年もこれで
辛い花粉症を乗り切っていきましょう♬