みなさんは1週間のうち、どれくらいキッチンに立ちますか?
仕事が忙しくて、平日はなかなか料理をする機会がないという人。
そもそも料理が苦手という人。
料理動画アプリの登場で、作り方をわかりやすく動画で見られるようになったおかげで、料理が苦手な人や初心者にとっても、料理のハードルは各段に低くなっています。
ハードルは低くなったとはいえ、料理の工程が複雑なメニューには手を出しにくいもの。特に初心者にとっては、簡単においしい料理を作れるのであれば、それに越したことはありません。
鍋に食材をぶち込むだけで、料理が出来上がるならいいのに。
極端な話ですが、そんな魔法みたいなことができたらいいですよね。
料理に苦手意識があるほど、キッチンツールは少ない人が多いでしょう。
でも、そんな人にこそ使ってみてほしい、ある鍋があるんです。
初心者にやさしく、まるで料理上級者のようなおいしい料理が作れちゃう鍋が、無加水鍋です。
無加水鍋とは
無加水鍋とは、その名の通り水をほとんど使わなくても調理ができる鍋。
見た目はカラフルで可愛らしいものが多いのに、その能力はめちゃくちゃ高く、食材のうまみを最大限に引き出した料理を作ることができちゃいます。
うまみを最大限に引き出すことができる秘密は、鍋の構造にあります。
鍋とふたがぴっちりとフィットし、調理中は、鍋とふたとの間に蒸気の膜をつくり、食材から出る旨味を含んだ蒸気を鍋の中に閉じ込めることで、うま味を逃さず凝縮させることができるのです。
無加水鍋の使い方
■蒸す
食材を切って無加水鍋に入れ、少量の水を加えて蓋をしめたら、火にかけます。
たったそれだけえ、おいしい温野菜の出来上がり。旨みを閉じ込めて逃がさないので、おいしいだけじゃなくて栄養価もアップするのだとか!
■炊く
「無加水」とはいえ、さすがにお米を炊くのには水が必要です。
お米に対して加える水の量は、炊飯器で炊くときと同じ。蓋をして強火にかけ、煮立ったら弱火にして12分。火を止めて15分ほど蒸らしたら、おいしいご飯の炊きあがりです。
魚介類と調味料を加えて炊けば、おいしいパエリヤも簡単にできちゃいます。
■煮る
無加水鍋にかかれば、煮物も簡単。カレーだって、火にかけるだけでできちゃいます。
食材を切って鍋に入れたら、蓋を閉めて火にかけます。弱火にかけたら1時間放置。
蓋を開けると、食材から出た水分でトロットロに煮込まれたカレーの元が完成。あとはカレールーを溶かせば、うま味がぎゅっと凝縮したカレーの出来上がりです。
水はほとんど入れなくても、この方法ならポトフも簡単。最初に調味料を入れれば、肉じゃがだってロールキャベツだって、火にかけるだけです。
■揚げる
揚げ油を入れて火にかければ、揚げもの用の鍋としても使うことができます。少しの油でもカラッと揚がります。
■鍋を囲むときにも
冬の定番、鍋。無加水鍋は、もちろんみんなで鍋を囲むときにも使えます。
■オーブンとして
無加水鍋に生地を流し込んで弱火にかければ、ケーキの出来上がり。
オーブンがなくても、ケーキやパンが焼けちゃいます。
簡単すぎ・万能すぎ!
見ているだけでヨダレが出てきちゃう、おいしそうな料理の数々。
いろんな調理法が鍋ひとつでできるので、これひとつ持っておくだけで、料理上手になれちゃいますよ♪
ガス火だけじゃなく、IH対応の無加水鍋もあるので、ご家庭のコンロで使えるものを選んでみてくださいね!
火にかけているだけでOKなので、調理をしながら別のことができて、時間も有効活用できそうです。
忙しい人や料理初心者にこそおすすめですよ♪
さっそく今週末、キッチンに立ってみませんか?