電車の中で感じるストレス第3位！？服の臭いを徹底的に消す方法3選

10月14日は鉄道の日！
私たちの生活に欠かせないもののひとつである、鉄道。通勤や通学で、ほとんど毎日使うという方も多いのではないでしょうか。

東京・大阪で通勤や通学に電車を使う人2000人を対象に行われた2016年の調査では、実に95%（！）の人が、何らかの不満を抱えていることが分かっています。

通勤・通学の電車でストレスを感じることの1位は、「満員電車や混雑」。46.3%の人は、満員電車に乗ること自体にストレス感じています。2位に「乗降時に出入り口付近から動かない乗客」と続きます。そして3位が「他の乗客のにおい」。香水や汗のにおいなどにストレスを感じると答えた人が、なんと43.3％に上りました。

出典: https://www.macromill.com

そもそもパーソナルスペースよりも内側に知らない人が入ってくるのは、ストレスを感じてしまうもの。それに不快な匂いまで加わってしまったら、ダブルでストレスを感じてしまいますよね。

毎日着るスーツや制服だからこそ、匂いには気を付けたいもの。特にビジネスシーンでは、匂いで印象を台無しにしてしまうこともあるかもしれません。

「服の匂いが取れないから、香水でごまかす！」なんてことをすると、匂いが混ざって余計に不快な匂いになってしまうことも…

そんなことにならないように、ご自分の服の匂いをちょっと気にしてみませんか？
自分で匂いが気になるのなら、周りは確実に気付いていますよ！
お気に入りでよく着る服こそ、匂いには気をつけたいもの。そこで、服の匂いを取る方法をご紹介します！

そもそも匂いの原因とは？

ちゃんと洗濯してるのに、なぜだか服からいや～な臭いがする…そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そもそも、服が匂う原因は「汗」だと思っている方。実は、汗そのものには匂いはないのです。
ではなぜ、洗濯しても服が臭ってしまうのでしょうか。

衣類に染み込んでいるのは、汗だけではありません。私たちの肌と触れ合っている衣類には、皮脂やたんぱく質のよごれも付着しています。そして私たちの肌に存在する常在菌が、汗と皮脂、たんぱく質のよごれを分解します。この分解の過程で出る臭いこそが、私たちが「汗の臭い」だと思っているもの。
汗をかいた衣類を放置していると、常在菌がどんどん繁殖して皮脂やよごれを分解するため、どんどん臭いを発してしまうのです。

常在菌による皮脂などの分解は、衣類の繊維の奥のほうで行われます。そのため、洗濯しても繊維の奥の菌までは洗い落とすことができず、いやな臭いが消えない…なんてことに。

でも、ちょっと手間をかけるだけで、臭いを元から消すこともできちゃうのです！その方法とは…？

その１　重曹またはクエン酸を使う

お掃除アイテムとしておなじみの重曹。実は、服の臭いを取るのにも効果を発揮します。
方法はとっても簡単。合成洗剤ではない洗濯洗剤を、標準使用量の半分、残り半分を重曹にして、通常通りに洗濯するだけです。
重曹は洗剤に比べて溶けにくいため、お風呂の残り湯など、ぬるま湯を利用して洗濯しましょう。

重曹は弱アルカリ性で、その効果は強力なものではないとされていますが、弱酸性の皮脂やたんぱく質を中和し、臭いを消す効果があるといわれています。

同じようにクエン酸を加えて洗濯すると、汗やアルカリ性の臭いを中和してくれますよ。

価格も比較的安価で経済的。手間をかけずに臭いを取りたいなら、まずはこの方法を試してみるとよいかもしれません。

その２　酸素系漂白剤を使う

酸素系漂白剤には、高い殺菌効果があります。
つけおき洗いで簡単に服の臭いを取ることができるので、この方法もおすすめです。

バケツなどにお湯を入れて漂白剤をよく溶かし、衣類を入れて30分～1時間つけおきします。その後、通常どおりに洗濯しましょう。

弱アルカリ性の酸素系漂白剤は、油脂を乳化させます。
服についた皮脂などの油脂は乳化されると水に溶けるため、常在菌のエサとなる皮脂を落とすことができるのです。エサがなければ臭いも発生しないというわけですね。

酸素系漂白剤は、手で直接触ると手が荒れたりしますので、取り扱いには十分注意しましょう。

漂白剤の臭いが苦手な方は、重曹・クエン酸からお試しあれ。