こんにちは。GIGI編集部です。
突然ですがみなさん、男性がネクタイを結ぶ姿ってなんだかドキっとしませんか?
女性がネクタイを締めるという機会ってあまりないものなので、ネクタイ=男性のおしゃれ(身だしなみ)の特権、みたいなところがありますよね。
高校の制服は女子もネクタイだった!
なんて人もいるかもしれませんが、女子の制服のネクタイって、結び目は固定してあって、襟に隠れる部分はストラップ式になっているので結ぶ必要はない、というものが多いのでは?(少なくとも筆者の知る限りではそんな感じでした。)
違う、そうじゃない!そうじゃないんです!
ネクタイを結ぶ仕草にこそ価値があるんです!
で、男性が結ぶ姿もいいですが、出勤する前の旦那さんのネクタイを締めてあげることに憧れませんか?(いまどきドラマでもそんなシーンありませんが。)
わかる~~~!ネクタイ結んであげる時のあの距離感とデキる妻感は憧れる~~~!!!
でもネクタイ結んだことないから、結び方がわかんない~~~!!!
なんてあなた。
その日がいつ来てもいいように、ネクタイくらい結べるようになっておきたいですよね?
そんなあなたのために、基本的なネクタイの結び方をご紹介します。
今のうちにこっそり練習して、キレイにネクタイが結べるようにマスターしちゃいましょう!
スタンダードな結び方、プレーンノット
ネクタイは1本の帯のようになっていますが、両端で幅が異なり、狭い方を小剣(スモールチップ、広くて結んだ時に表にくる方を大剣(ブレード)と呼びます。剣のように先端が尖った形をしているので、こう呼ばれているようです。結ぶ時は、小剣が利き手側にくるように首にかけましょう。
プレーンノットは、結び方もシンプルなので覚えやすいですよ。最もスタンダードな結び方なので、まずはこれをマスターしちゃいましょう。
まずは、小剣が利き手側にくるようにネクタイを首にかけます。この時、左右のバランスは大剣側を長めにします。ちょっとだけ長め、という感覚だと結んだ時に小剣が長くなりすぎて、大剣の裏側からはみ出してしまいますので、思い切って長めにとりましょう。
結ぶときには小剣を引っ張って締めますので、小剣がおへその位置くらいになるようにします。締めたあとに大剣の先端がベルトのバックルを隠すくらいになるのが、ちょうどいい長さです。長さを決めたら、いよいよ結んでいきます。
(右利きの人の場合)
1.大剣側を左、小剣側を右にして首にかけます。
2.大剣が小剣の上になるようにクロスさせ、重ねた大剣側を後ろからぐるっと1周させます。(このとき、大剣は左にあります。)
3.結び目を固定し、大剣を右に再度クロスさせたら、結び目の上のループになったところから大剣を通し、前にもってきます。
4.結び目が小さくなるように形を整えます。
ここでポイント!
結び目を固くするとき、「ディンプル」と呼ばれるくぼみを作ると、結び目がより立体的になります。
ディンプルの作り方は簡単。結び目の下の大剣の真ん中に指を差し込んで凹みをつくり、そのまま結び目を押さえて、先に大剣を引っ張って形を整え、次に小剣を引っ張って締めます。これでディンプルの出来上がり。
5.小剣を引っ張って締め具合と長さを調整します。
これで完成。
見ていると難しそうに見えますが、覚えれば簡単です。
結んであげる時は、一発でバシッときれいにキマるように、首にかけたときの大剣と小剣の長さのバランスを覚えておきましょう。
ネクタイに存在感を出したいなら、セミウィンザーノット
プレーンノットを覚えたら、ついでにもうひとつ覚えちゃいましょう。
セミウィンザーノットは、結び目が正三角形に近い形になるのが特徴です。
プレーンノットよりも結び目にボリュームが出るので、印象を強めたい時などにはピッタリの結び方。
今日は勝負の商談がある!という日には、セミウィンザーノットで結んであげるとよいかもしれません。
(右利きの場合)
1.プレーンノットの時よりも小剣を短めにとり、大剣を上にしてクロスし、ぐるっと1周させます。(このとき、大剣は左にあります。)
2.結び目の上のループになったところから、大剣を前から後ろに通します。(この時も大剣は左にあります)
3.大剣を前から右へクロスさせ、ループの後ろから前に通します。
4.結び目のループになっているところに、上から大剣を通します。
5.大剣を引っ張って結び目の形を整え、小剣を引っ張って長さを調整すれば完成。
こちらのほうが、プレーンノットよりも巻く回数が多いぶん、仕上がりが短めになります。
背が低めの方にはこちらの結び方のほうが、長くなり過ぎなくておすすめです。
スーツの色と合わせたいネクタイの組み合わせ
ネクタイをキレイに結べることだけじゃなく、どの色のネクタイを選ぶかも大事。
スーツとネクタイの組み合わせがちぐはぐだと、いくらキレイにネクタイが結べていても、印象が台無しです。そこで、スーツの色と相性のいいネクタイの選び方をご紹介します。
■鮮やかなネイビーのスーツには同系色のものを
青みが明るめのネイビーのスーツには、同じく青系のネクタイを合わせてみましょう。
すっきりとした好印象を与えることができますよ。
無地のものはもちろんですが、ドット柄やストライプ柄のものも合いますよ。
■グレーのスーツには差し色でボルドーを
クールで知的な印象を与えるグレーのスーツ。合わせるネクタイは、ダーク系の色も相性が良いですが、ボルドー(エンジ)色を選ぶと、差し色になりとってもおしゃれ。グレー×ボルドー(エンジ)は相性抜群の組み合わせです。
できるようになるなら、今!
いかがでしたか?
憧れの「ネクタイを結んであげるやつ」、その日が来てから「結び方がわからない!」なんてことにならないように、この機会にぜひ覚えてくださいね♪