今や日本人の国民食と言えるラーメン。
全国のラーメン店は35,000軒を超えており、1都道府県で最も多くのラーメン店が集まる東京都には、なんと3200軒以上のラーメン屋があるのです。
ラーメン店舗数(人口10万人あたり) 全国平均25.17軒 1位山形67.41軒 2位栃木48.67軒 3位新潟43.82軒 4位秋田39.69軒 5位福島38.98軒 6位青森38.36軒 7位鹿児島37.48軒…45位大阪13.62軒 46位兵庫13.46軒 47位奈良12.97軒
人口10万人あたりのラーメン屋の数でいうと、山形県が最も多いのですが、面積あたりの軒数でいうと東京都が最も多くなるのではないでしょうか。
まさにラーメン激戦区と言える東京。そんな東京の中でも、あなたが「ラーメン激戦区」と聞いて思い浮かべる地名はどこですか?
有名なのは、池袋、新宿、高田馬場など。
まあ、なんせ東京都内だけで3200軒以上あるのですからどこへ行っても激戦区と言えるのでしょうが、中でも駅の周辺にラーメン店が集結し、しのぎを削っている激戦区が、東京の西側、中央線の主要駅でもある国分寺。
実は国分寺の駅周辺にはあっさり系からこってり系、つけ麺、油そばまで、20店舗以上のラーメン店が集結しているんです。特に北口にはラーメン屋がぎゅっと集中。それぞれ趣向を凝らしたラーメン店がしのぎを削っています。
中央線で中央特快に乗れば新宿から20分で行けちゃう国分寺。
そんなラーメン激戦区、国分寺で厳選したおすすめラーメン屋をご紹介します。
みなさん、ヨダレに注意です!
あっさり鶏そばが人気 「ムタヒロ 2号店」
国分寺、西国分寺でお店を展開している同店は、1号店は中華そば、2号店は鶏そば、3号店はまぜそばと、それぞれのお店で違った種類のラーメンを提供しています。
中でもおススメは、あっさりとした鶏そばを提供している2号店。
スープは醤油ベースの「ガハハ」、塩ベースの「ダハハ」、から選べます。
つけそばや期間限定の特別メニューもあるのですが、おススメは醤油ベースの「ガハハ」。
茶色いけれども透き通ったスープは、鶏のだしが効いていながらもとてもあっさり!
特製の平打ち麺はツルツルっとしていて、それでいてコシもしっかりある麺です。
ムタヒロ2号店では、鶏そばに合わせる薬味を柚子胡椒としょうがの2種類から選ぶことができます。
おススメは柚子胡椒。半分ほど食べ進んでから別添えの柚子胡椒をスープに溶かすと、鶏のだしと柚子のかおり、そしてコショウのピリッとした辛さが絶妙にマッチして、また違った美味しさを楽しむことができますよ。
麺の上に乗せられた2種類のチャーシューもまた美味。
しっとりとした鶏チャーシューは、脂身が少なくあっさりしていながらも柔らかくて、あっさりスープとも相性抜群です。
豚のチャーシューは薄切りながらも肉の味わいがぎゅっと詰まっていて、薄切りでも充分満足できるおいしさですよ。
ラーメンには珍しい、三つ葉がちょこんと乗せられているのも特徴です。スープと一緒に食べれば、よりスッキリとした味わいになります。
他のムタヒロのラーメンももちろんおいしいのですが、まずスタンダードなラーメンを食べたいと思ったら、ムタヒロへ行くことをお勧めします!
毎日でも食べたくなるおいしさ 「にんにくだいち」
店名を見て「にんにくキツめのラーメンが出てくるのでは」と思いきや、以外とあっさりしていてクセのないラーメンが提供されています。
醤油ベースのスープに合わせるのは、ストレートの細麺です。
あっさりめのスープに、もやし、ネギ、厚めのチャーシューがのったスタンダードなラーメンは、女性でもペロリと食べられてしまうほど。また、使っているニンニクは無臭ニンニクなのでたくさん食べてもニオイは気になりません。
テーブルには生のニンニクも置かれているので、お好みに合わせてニンニクを追加することができます。こちらも無臭ニンニクなので、女性でも気にせず追加している方も多いようです。
この店のおススメは、「だいちブラック」。
熊本ラーメンの特徴でもある「黒マー油」を使用したラーメンは、マー油がフタの役割を果たすので、食べ終わるまでスープが冷めないんです。
熊本ラーメンは基本とんこつですが、こちらでは醤油ベースのスープにマー油を合わせます。
焦がしたニンニクチップが香ばしいマー油と、あっさりしていてシャキシャキとした食感も楽しめるざく切りのタマネギがベストマッチ!
箸で崩せるホロホロのチャーシューは、少し塩気の効いたあっさりめのチャーシュー。
しっかりとした厚さもあるので、1枚でも大満足できますよ。
マー油を使ったラーメンが食べられるのは都内でも珍しいので、国分寺を訪れたら必ず食べたい一杯です。
一風変わったこだわりのつけ麺が楽しめる 「紅葉」
つけ麺専門店の紅葉。
ラーメン店が並ぶ通りの一番奥にありながら、昼も夜も常に順番待ちが出るほどの人気店です。
このお店、とにかく麺とスープへのこだわりがすごいんです。
製麺一筋50年の麺づくりの名人のもとで修業を積んだ店主が作る自家製麺は、小麦の香りを楽しんでもらうためにその日に打った麺を提供するという徹底ぶり。
そしてその自家製麺ですが、太麺、細麺、平打ち麺、変わり麺、和え麺の5つから選ぶことができます。
太麺、細麺、平打ち麺はわかるとして、変わり麺と和え麺ってなんだ!?って思いますよね。
変わり麺は、この店オリジナルのちょっと変わったアイデア麺。
訪れる時々でどのメニューが提供されるかわからないので、どんな麺が味わえるかは行ってみてからのお楽しみ。
30種類以上のレパートリーがあるそうなので、お店に通って全種類制覇するなんて楽しみ方もできそうです。
和え麺は、特製のタレを絡ませた麺をさらにスープにつけて食べるという、この店オリジナルの創作つけ麺。
うどんにはよくありますが、つけ麺では珍しい釜玉麺や、薄切りのしゃぶしゃぶ肉に柚子胡椒のアクセントが効いた旨味肉そば麺など、こちらもその時々で提供されるメニューが違うので、何が食べられるかは行ってみてのお楽しみです。
ちゃんぽんのように太くてモチモチの麺は、同じくこだわりのスープとよく絡んで、かなりの食べ応え。
並盛でもかなりのボリュームがあるため、まずは並盛からチャレンジしてみることをお勧めします。
スープには、豚、鶏の動物系と、カツオ、アゴなどの魚介系に野菜と果物を使用していて、濃厚な味わいながらも脂っこくはないので意外にもあっさりしています。
つけ麺を堪能した後は、ぜひスープ割りをお願いして、スープも堪能しましょう。
つけ汁のままだとそのまま飲むには濃すぎるのですが、カツオのだしと柚子の香りが効いたスープで割ってもらうと、旨みがぎゅっと詰まっていながらもあっさりとしたスープに変身。これがまたおいしいんですよね!
大満足できること間違いなしです。
ラーメン好きにはたまらない街、国分寺
いかがでしたか?
他にもおススメしたいおいしいラーメン屋さんがたくさんあるのですが、今回は厳選した3店を紹介させていただきました。
紹介しきれていないお店はまたいつかご紹介します!
ラーメン激戦区というだけあって、ハイレベルなラーメン屋が集まっている国分寺。
いろんな系統のラーメン屋が多数ありますので、あなたのお気に入りを見つけてみるのもいいかもしれませんね♪