梅雨で雨の日が多くてなんだかジメジメする…
そんな季節、気を付けたいのがカビですよね。
カビは生き物なので、放っておくとどんどん増殖してしまいます。
その増殖したカビは、私たちの体にも害を及ぼすのです…
カビは微生物の仲間で、菌糸と胞子で増えていきます。
この胞子は非常に小さくて目に見えないため、私たちは知らない間に吸い込んでしまっているのです。
体が健康な状態であれば、体内で繁殖を防いでくれるのですが、高齢者や赤ちゃん、また風邪など抵抗力が落ちていると、繁殖を防ぐことができずに病気を引き起こしてしまう場合があるのです！
カビに起因する病気は、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、過敏性肺炎など。
あなたのくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの原因は、もしかしたらカビにあるのかも…？
そんな恐ろしいカビ、見つけたらすぐに掃除することはもちろん、カビを作らないように予防することが大事です。
そんなカビを撃退して、清潔に快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
カビが発生しやすいのは？
カビは湿度が高いところを好み、カビが活発に増殖する湿度は70％以上だと言われています。なので、お家の中でも湿度の高い場所が、カビの発生しやすい場所といえます。特に、浴室、キッチンといった水回りは湿度が高くなりやすいため、カビ対策が必要です。
ではさっそく、場所ごとのカビ対策を見ていきましょう！
浴室はとにかく換気！
先ほど説明したように、カビは湿度が70％以上になると増殖が活発になります。ですから、カビの活動を抑えるには、湿度を60％以下にすることが大事なポイントです！
ですから、お風呂から上がったらまず窓を開け、換気扇を回して換気をしましょう。
カビを防ぐ上で大事なポイントの一つが、乾燥させることです。
床や壁に水滴が残っているとカビの温床になりますので、とにかく換気をして湿度を下げることが重要です。
それでもついてしまったカビは、お湯で撃退することができます。
ポイントは温度。
カビは生き物なので、50℃でほとんどの菌糸が死滅します。その性質を利用すると、お湯だけでカビをキレイにお掃除することができますよ。
方法は簡単。50℃のお湯を90秒間、シャワーでかけ続けるだけです。
お風呂のゴムパッキンやタイルでも、50℃のお湯を90秒かけ続ければ、表面から1ミリの深さまで50℃に達するのだそうです。カビは、奥まで入り込んだとしても1ミリくらいの深さまでですので、たったこれだけでカビを撃退することができちゃうんです！
※シャワー以外の方法での加熱は危険ですので、必ずシャワーで行ってくださいね！
薬品も使わない簡単な方法ですので、皆さんもぜひ試してみてください！
食べ物を扱うキッチンで重宝するのはアレ！
湿度が高くなる水回りといえば、キッチン。
キッチンの中でも特に気になるのは、やっぱりシンクですよね。
排水口は特にヌメりやカビが気になるところ。
でもキッチンは食べ物を扱う場所なので、掃除の方法にも気を使いますよね。
そこで便利なのが、お酢と重曹です！
酸性の酢と弱アルカリ性の重曹は、合わせると化学反応を起こして洗剤の役割を果たします。
まずは重曹1カップ（200CC）に酢1/2カップ（100CC）をかけて洗剤を作ります。
すると！シュワシュワとした音とともに大量の泡が発生します！
これ排水口の汚れにまんべんなくかけていきます。
この泡が汚れを包みこんでいくので、このまま30分置いておきましょう。
30分経ったら、40℃前後のお湯を排水口に流し、重曹を洗い流していきます。
するとあら不思議！
ぬめりもカビも汚れもキレイさっぱりはがれ落ちますよ♪
重曹も酢も、どちらも口に入れても大丈夫なものなので安心ですよね。
また、キッチン周りでもう一つ気になるのは、食べ物の保管について。
ただでさえ湿度の高い季節ですから、食べ物は常温に置いておくと傷みが早くなってしまいます。
そんなときに活用したいのが冷蔵庫。
肉や魚などの生鮮品はもちろん、野菜も野菜室に入れて保管するかと思います。調味料なども、開封または開栓したものは冷蔵庫で保管するようパッケージに注意書きがあるものも多いかと思います。
そういう風に書かれていれば意識するものの、あまり冷蔵庫で保管する習慣のないものがありますよね…？
そう、お米です！
お米は常温で保管することが多いかと思いますが、お米の保存は比較的涼しい場所（10～15℃）で、温度・湿度が低く日光の当たらない暗いところが適しています。つまり、夏の時期は特に、お米を常温で保管するとカビが生えやすくなってしまうのです！
そこでおススメしたいのが、お米を冷蔵庫で保管すること。
でも、お米ってけっこう場所を取るから冷蔵庫で保管ってなかなか勇気のいる行動…
という方におススメしたいグッズがあるんです！
それがこちら、無印良品の「冷蔵庫用米保存容器 約2kg用」。
麦茶のポットのような容器ですが、実はこれ、冷蔵庫でお米を保管しておくために作られたとっても便利な商品なんです。
冷蔵庫のドアポケットにすっぽり収まるサイズでありながら、これひとつに2kgのお米が入ります。またフタはそのまま計量カップとして使えるので、お米を炊きたいけど計量カップが見当たらない！なんてこともなくなります。
このように、注ぎ口もお米が注ぎやすい形になっていて、持ち手にもくびれがついているので、使いやすさは◎。
お米だけではなくて、シリアルを入れて冷蔵庫に保管、なんて使い方もできますよ♪
カビを防いで快適に♪
いかがでしたか？
ご紹介したカビ防止とカビのお掃除方法は、どちらも特別な道具を使わないので、今日すぐにでもできるものばかり。
カビを防ぐことで病気や食中毒も防げるので、さっそく実践してみてはいかがでしょうか？
まだまだ終わらない梅雨。ジメジメとしたこの季節だからこそ、カビを防いで気持ちよく過ごしましょうね！
