昼間の気温が30度を超える日も出てきて、夏の足音を肌で感じる今日このごろ。
夏になると、暑さで食欲が落ちてしまいがち・・・
そんなときに食べたいのが、夏野菜!
最近ではハウス栽培などが増えてきて、野菜も一年中出回っていることが多いですが、旬を迎えた野菜は栄養価も高くておいしいんです。だから、野菜は旬の時期に食べることが体にとってもベストなんですよね。
そこで今回は、夏が近づき最近スーパーでもよく見かけるようになってきた「なす」の効果をご紹介します。
これを読んだら今すぐなすが食べたくなるかも・・・?
なすに秘められた栄養
みなさん、なすと聞いてイメージする栄養素は何ですか・・・?
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ですよね。例えばβカロテンといえばにんじん、鉄分といえばほうれん草、といった、その野菜の代表的な栄養素、なすの場合はピンとこない人も多いのではないでしょうか?
そうなんです、なすにはこれといって多く含まれている栄養素は特にないのですが・・・
実は、なすにはカリウムが豊富に含まれているんです。
その量、可食部100gあたり220mg。きゅうりやピーマンといったカリウムを含む野菜よりも多いんです。
このカリウムには利尿作用があり、体の熱を水分と一緒に体の外に出す働きがありますので、夏の暑さでほてった体を冷やす効果があるんですよ。
これだけでも、なすの旬は夏というのが納得できますよね。
カリウムだけじゃない!なすの色に隠された効能とは!?
皆さんはなすを食べるとき、どのように調理していますか?
皮をむいて調理する料理もあるかと思いますが、実は皮にこそなすのパワーが詰まっているんです!
なすの特徴といえば、あの紫色の皮。
あの皮の部分に、「ナスニン」というポリフェノールの一種がたくさん含まれているんです!
ナスニンて!そのままのネーミングすぎて笑っちゃいそうですが、覚えやすい名前ですよね。
ポリフェノールと聞くと、ワインに多く含まれている成分というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
このナスニンもワインのポリフェノールと同様に抗酸化作用があり、ガンの要因となる活性炭素の働きを抑制します。つまり、なすにはガンの予防に効果的ということですね!
それってすごいですよね?
このナスニンは皮の部分に多く含まれているので、なすは皮をむかずに調理して、皮ごと食べたほうがよさそうですね!
食べなきゃ損!?な夏野菜のなす
また、このなすの皮の紫色はアントシアニン系の色素。これって、ブルーベリーの色素と同じなんです。
ブルーベリーは目にいいことで有名ですが、実はなすにもその効果があるんです。つまり眼精疲労の回復にも効果的ってこと!
パソコンやスマホを毎日見ている私たちにはもってこいの食材なんですね。
これだけ体にいいってことが分かったらもう、食べないと損ですよね!
旬のなすを皮ごと食べて、健康も手に入れちゃいましょう♪