人工知能がついに作曲を手掛けたって本当!?
ソニーコンピュータサイエンス研究所が、
人工知能(AI)を使って2つのポップソング、
「Daddy’s Car」と「Mr Shadow」を作曲し、
その楽曲をYouTube上で公開していることを知っていましたか?
Sony CSLが開発した
「Flow Machines」というソフトウェアは、
AIを使って膨大な楽曲データベースから、
音楽のスタイルを学習することができるようになっています♪
ソフトウェアの開発者によれば、
「AIが膨大な量の楽曲データベースから
音楽のスタイルを学習し、音楽のスタイルや技術などを
ユニークに組合わせることで独自の作曲が可能になる」とのこと。
それではその噂の曲を視聴してみましょう♪
その作品がこちら♪
■「Daddy’s Car」
そんなFlow Machinesが作曲したという
楽曲のひとつが「Daddy's Car」です。
作曲はFlow Machinesが担当し、
曲のアレンジと作詞はフランス人作曲家のブノア・カレ氏が担当。
■「Mr Shadow」
そしてFlow Machinesが作曲した
もうひとつの曲が「Mr Shadow」。
アメリカ人ソングライターの
アーヴィング・バーリン氏、デューク・エリントン氏、
ジョージ・ガーシュイン氏、コール・ポーター氏を
イメージした楽曲になっているとのことで、
AIが作曲した2つの曲を聴き比べると
曲調がまったく異なることに驚かされてしまいます。
AIの進歩により、
新しい音楽のスタイルが生まれそうですね!
楽曲の流れってどうなっているの!?
AIによる作曲の具体的な流れは、
まずLSDBと呼ばれるデータベースに、
「異なるスタイルの楽曲」や
「異なる作曲家の作った楽曲」のリード・シートを、
約1万3000曲分登録します。
今回主に登録されたのはジャズとポップスだそうです。
次に、Flow Machinesを使用する
人間の作曲家(Daddy's Carの場合、ブノア・カレ氏)が楽曲のスタイルを選びます。
すると、ソフトウェアが自動でリード・シートを生成。
Daddy's Carの場合、ブノア・カレ氏は
「ビートルズ」というスタイルを選び、
Mr Shadowの場合は
「アメリカ人ソングライター」というスタイルを選びました。
リード・シートが完成したら、
人間の作曲家が作詞や曲のアレンジを行い楽曲が完成するわけです。
もっと登録する曲の数を増やしたり、
曲のジャンルの幅を広げれば、
どんどんとAIの作曲レベルが上がっていくので、
今後の音楽にも期待が膨らみますね♪
2017年AIの楽曲がリリース予定♪
なんと、2017年には
AIが作曲した楽曲を集めた
アルバムがリリース予定になっているんです♪
さきほど紹介した「Daddy's Car」は
このアルバムに収録される予定になっています。
AIが作る曲を気に入った方はぜひ、
CDで聞いてみてください♡