プライベートや仕事での出張などを問わず、あなたは年間どれくらい飛行機を利用しますか?
新幹線での移動であれば、たとえ出発時刻の1分前にホームに到着したとしても、列車に乗り込みさえできればOK。しかし飛行機を利用する場合は、手荷物を預けて、保安検査場を通過して、搭乗口まで向かわなければならないので、時間には余裕を持って空港に行くことがほとんどですよね。
しかし、毎日たくさんの人が行き交う空港。特に、羽田空港や成田空港といった利用者数の大きな空港は、どこへ行っても人、人、人。飛行機の中では人が動くことも少なくなりますが、混雑した空港では、飛び立つ前に疲れてしまうこともあるでしょう。
せわしなく人が動いているようにも見える空港ですが、そんな空港の中にあって、上質で落ち着いた空間でゆったりと過ごすことができるサービスが、ラウンジです。
保安検査場を通過したあと、搭乗時刻までの時間を優雅に過ごすことができるラウンジ。
国内大手航空会社であれば、遅くともフライトの15分前までには保安検査場を通過しておかなければなりませんが、当日の搭乗券を持っていれば、早く通過する分には問題ないのだそう。
フライトまでの時間に余裕があれば、早めに空港に行って、休憩したり、静かな空間でPC作業を済ませたりと、ラウンジでゆっくりと過ごすのもアリかもしれません。
限られた人しか利用することができないからこそ、人混みから離れて、優雅な時間を過ごすことができるラウンジ。
でも、そもそもどんな人がラウンジを利用することができるのか、どんなサービスが受けられるのか、知らない人も多いのでは?
そこで、使って損はない、空港のラウンジをご紹介します!
2種類のラウンジ
空港には、2種類のラウンジがあります。
1つはカード会社と航空会社が契約して、クレジットカードのゴールド会員が利用できるカードラウンジ。
もう1つは、航空会社が設置し、ファーストクラスやビジネスクラスなど、上級クラスの乗客を対象としたVIPラウンジです。
■カードラウンジのサービス
まずは、利用のハードルの低いカード会社のラウンジから見ていきましょう。
カード会社のラウンジは、
航空会社提携のクレジットカードのゴールドカードと、当日の搭乗券を持っていれば利用できます。座席のクラスは問わないので、エコノミーでもビジネスでも、当日の搭乗券であればOK。
ラウンジの内装は各空港で違うものの、誰もが使うことのできる搭乗口の待合スペースとはひと味違う、上質さを漂わせた空間となっています。
ソファのひとつをとってみても、ひとりでゆったりとくつろげるサイズのソファがずらり。お、おとな…
深く腰掛けられるソファもあれば、PCで作業しやすいカウンタータイプの席もあるので、出発前にひと仕事するもよし、ゆっくりくつろぐもよし。Wi-fi環境が整っているところも多いので安心ですね。
カードラウンジでは、フリーソフトドリンクが提供されていることが多くあります。アルコールも用意されていて、1杯までは無料で提供されているラウンジも。
おつまみになるお菓子や軽食が用意されているので、出発前に小腹を満たすのにもいいですね。落ち着ける空間にフリードリンクまでついていたら、ついつい長居してしまいそうです。
また、ラウンジ専用の化粧室も用意されています。
出発前の化粧室、女性用は特に混雑しがちですが、ラウンジ専用なら並ばずに落ち着いて使えそうですね。
■空港ラウンジのサービス
空港ラウンジは、クレジットカードのゴールド会員なだけでは利用することができません。
搭乗する便の席のクラスが限られています。
限られた人しか利用できないとあって、さすが、エントランスから高級感が漂っています。
JALの場合、グレードによって2つの特別な空港ラウンジが設けられています。
最もグレードの高いダイヤモンド・プレミアラウンジは、国内では4空港(新千歳、羽田、伊丹、福岡)しかありません。
このラウンジを利用できるのは、
・座席のクラスがファーストクラスである人
・JALの国際線ファーストクラスから同クラスの便へ翌日午前2時までに乗り継ぎをする人
・JMBダイヤモンド会員・JGCプレミア会員
・ワンワールドエリートステイタスのエメラルド会員
のいずれかであることが、利用できる条件です。
座席の間隔も広めにとってあるので、カードラウンジよりも落ち着いた印象を受けますね。椅子の幅も広めで、かなりゆったりと座れそうです。明るすぎない照明も、より上質さを感じさせます。
こちらのラウンジは、ファーストクラスの乗客をおもてなしするとだけあって、サービスがカードラウンジよりもさらに上質。
フランス発の有名ベーカリー「メゾンカイザー」のパンや、JAL特製オリジナルビーフカレーがたっぷり詰まった「JAL特製焼きカレーパン」、野菜たっぷりの「ボルシチ風トマトスープ」などが提供されています。
洋のメニューだけでなく、みそ汁やおにぎりの和のメニューも終日提供。もちろん、ラウンジの利用者であれば無料です。
もちろん、無線LANも完備。さらに、シャワールームまで設けてあります。
特に国際線の場合は長時間のフライトになる場合が多いので、乗り込む前にシャワーを浴びて、すっきりした状態で飛行機に乗れるのは嬉しいですよね。
ちなみに、ANAのVIPラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」はこんな感じ。
羽田空港のANA SUITE LOUNGEでは、フワッフワのとろける食感で人気のクリスピークリームドーナツが提供されます。ラウンジ利用者であればもちろん無料です。(数量限定!)
待ち時間でさえ優雅に♡
いかがでしたか?
ラウンジを利用すれば、きっと出発前のひとときを優雅に過ごすことができますよ。
ゴールドカードを持っているなら、ラウンジを使わない手はないですね♪
提携クレジットカード会社は、航空会社によって異なることも。ラウンジの入り口にある使えるカード会社の表示や、航空会社HPをチェックして、お手持ちのカードが使えるか見てみてくださいね。
それではみなさん、快適な空の旅を♪