どのくらい四字熟語を知っていますか?
普段会社でも、家でも、
言葉というツールを使って、コミュニケーションをする私たち。
その言葉の中には、「四字熟語」という言葉がありますが、
あなたは普段どれくらい使っていますか?
また意味をしっかり意味した四字熟語を
どのくらい知っている自信はありますか?
意味を知ればここぞという時に使える四字熟語
学生の時とは違い、
社会人になるとなかなか勉強できる時間も
とれませんよね?
今回は、この四字熟語の意味を知っておけば、
ここぞという時に、便利に使える
知って得する四字熟語をお教えしちゃいます!
私は今回の改めて四字熟語の意味を知ったことで、
こんな時にも!あんな時にも!と、
いろんなところで使う機会が増えたことで、
会話をするのがとっても楽しくなりました♬
やっぱりボキャブラリーを増やすことは
人生においてとっても大切なことですよね!
恋愛&人間関係に効く四字熟語
■①屋烏乃愛(おくうのあい)
意味:愛が深まると、その人の関係するものまで
愛しく思えることです。
「屋烏」って聞いても、正直「屋烏」って何?と、
思った人も多いのではないでしょうか?
「屋烏」とは、
屋根に止まっているカラスのことなんです。
愛するあまり、その人のお家の屋根に
止まっているカラスまで、
好きになってしまう
という意味だそうです。
でも好きになったら、その人のこと、
なんでも愛おしく思えてしまうのは、愛の力なのかもしれませんね。
使い方(例)
「趣味が違うからダメだって?一旦自分の方を向かせれば、
屋烏之愛で、君の趣味にも合わせてくれると思うよ」
■②桃李成蹊(とうりせいけい)
意味:立派な人の元には、
その徳を慕って人が集まってくるということ。
春に綺麗に咲き誇る桃や李(すもも)は
何も言わず、ただ美しく咲いています。
そんな花たちのように、美しさに惹かれて、
自然に人が集って木の下に小道ができてしまうことを
表しています。
「蹊」というのは、小さい小道という意味。
使い方(例)
「桃李成蹊というだけあって、
自分を磨けば自然に素敵な人たちが集まってくるものだよ」
■③博覧強記(はくらんきょうき)
意味:あらゆる分野の書物を読み、
物事をよく見聞し、覚えていること。
「博覧」という意味は、
広く見聞のあることです。
また「強記」は
素晴らしく、記憶力が良いことです。
類語では、「博学多才」や「博聞強記」などが
同じような意味にあたります。
使い方(例)
私たちのあいだでは博覧強記で知られている彼も、その芋峠ははじめてだったのである。
仕事で使える四字熟語
■①博引傍証(はくいんぼうしょう)
意味:書物などの文献から
たくさんの例を収集引用し、自分の証拠としてあげて説明すること。
「博引」とは、広く例を引用するという意味で、
「傍証」とは、間接的な証拠という意味です。
使い方(例)
「他人を説得するには、上手に博引傍証する必要があるよ」
■②金甌無欠(きんおうむけつ)
意味:欠点がなく、完全であること。
「金甌」とは何か知っていますか?
それは、金の小鉢のことなんです。
傷一つない金の小鉢という意味から、
この言葉ができています。
人生で一度は言われてみたい言葉ですね!
まさに完璧な人だな〜と思う人にこそ、
使ってほしい言葉です。
使い方(例)
芥川竜之介・侏儒の言葉から
その証拠には人命を奪うことに少しも躊躇(チュウチョ)しない無頼漢さえ、
【金甌無欠:キンオウムケツ】の国家の為に某某(なにがしそれがし)を殺したと言っているではないか。
■③確乎不抜(かっこふばつ)
意味:意思がしっかりとしていて、揺るぎがないこと。
普段あまり聞きなれない言葉ですよね?
ただこの四字熟語は、その人の性格の良さを表すのに、
覚えておくといい言葉です。
揺るぎない強さの意味を表している通り、
「確乎」も「不抜」も、
しっかり定まって動かないことを表しています。
使い方(例)
「彼は確乎不抜の精神で、このプロジェクトを進め、
予想以上の素晴らしい成果を出すことができた」
人生全般に使える四字熟語
■①臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
意味:目的を達成するために、長い苦労を重ね努力すること。
そのまま直訳すると、
「薪の上で寝て、苦い肝をなめる」ということです。
でも現代で薪の上で寝て、
肝なめるって言われてもちょっと想像がつかないですよね。
▪️臥薪嘗胆は復讐の意味だった!
「臥薪」とは“薪の上で寝る”こと、「嘗胆」とは“苦い肝を嘗める”こと。
元は『史記』、並びに『春秋戦国』にて記された言葉で、“惨敗の雪辱を晴らして仇を討つ”ことを指す言葉。
つまり「復讐を誓い、それを果たすこと」が原義だった。
使い方(例)
「去年の大学受験に失敗した彼女は、
臥薪嘗胆の末に、今年は見事に彼女の第一志望であった大学に合格できた」
■②拳拳服膺(けんけんふくよう)
意味:心に刻んで忘れないこと。
また人の教えや学んだ言葉を大切にすること。
漢字をよ〜く見てみると、
「拳拳」とこぶしという字が二回繰り返されていますよね?
それだけ強くこぶし握って離さないということが
伝わります。
また、「服膺」はちょっと難しい漢字ですが、
身につけて忘れないようにするという意味合いです。
何かに感銘を受けた時、
素晴らしい人や良書に出会って強く感動した時こそ、
この言葉が役立ちそうですね!
使い方(例)
「自分で決めた目標やビジョンは、
拳拳服膺し必ず有言実行していきます」
■③不惜身命(ふしゃくしんみょう)
意味:命を惜しむことなく、捨て身で物事に当てること。
この言葉は普段あまり
耳にしたことがない人の方が多いと思います。
これは仏法用語の一つで、
「仏法のためには、自分の命を捧げても惜しくない」
という釈迦の教えからきているものです。
人生の中で、命をかけれることに出会った時、
この言葉がぴったりかもしれません。
ニュアンスとしては、
「一生懸命」や、「完全燃焼」などが同義語にあたります。
使い方(例)
「私は不惜身命の覚悟で、政治改革に努めていきたい覚悟です」
■④驚天動地(きょうてんどうち)
意味:世間をあっと驚かすこと。
この四字熟語はもしかしたら知っている人も
いるかもしれませんが、
絶対に覚えておいてほしい四字熟語の一つです。
漢字の通り、
「天を動かし、地を動かす」と読みます。
物理的に無理だと思うような、
天や地でさえも動かしてしまうぐらい、
世間の人を、あっと驚かたい時に、
この四字熟語が役立ちます!
使い方(例)
「今は失敗してばかりだけど、
いつか必ず驚天動地となるような偉業を成し遂げて見せる」
言葉で人生を豊かにしよう!
いかがでしたか?
あ、これ知ってる!というものや、
逆に、これ知らなかった〜!というような
四字熟語もあったのではないでしょうか。
四字熟語を豊富に知っているだけで、
言葉や会話にも自然と自信がつくはずです。
四字熟語は結婚式など、
人前で話すスピーチの中に取り入れると、
とっても知的な印象にも見られるので、
より多くの四字熟語を知っておくと得ですよ!
覚えたらさっそくお家や会社で、
使って見てくださいね!