皆さんは夏野菜と聞いて、何を思い浮かべますか?
きゅうり、ゴーヤ、すいか、トマト・・・
いろいろ思い浮かぶかと思いますが、今回ご紹介するのはトウモロコシ。
夏の野菜の代表格ではないでしょうか。
夏祭りでは屋台で焼きとうもろこしなんかも売られていて、まさに夏!という感じを味わえる野菜でもあるのではないでしょうか。
サラダに添えられることも多く、冷凍食品コーナーでもよくみかける野菜なので、一年中手に入れることができますが、旬は夏なのです。
トウモロコシの一番の特徴と言えば、やっぱりあの甘さですよね!
ゆでたトウモロコシを一口かじれば、シャキッとした歯ごたえのあとにジュワ~っと溢れ出すあの甘味がたまらない野菜です。
ただ、栄養素としては何がたくさん含まれていて、体にいいのかもわからない・・・という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トウモロコシの知られざるパワーをご紹介いたします。
世界三大穀物の一角、トウモロコシ
トウモロコシは野菜のイメージがありますが(夏野菜として紹介しておきつつ)、植物学上の分類はイネ科で、米・小麦粉と並んで世界三大穀物と言われています。
私たちが食べる食用としてだけではなく、家畜の飼料になる割合も多いのですが、私たちが食べているのは「スイートコーン」と呼ばれているものです。
穀物なので、米や小麦と同様に、主成分は炭水化物です。
ですが、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン群をバランスよく含んでいます。
緑黄色野菜とその量を比較すると劣ってしまうのですが、主食(穀類)としては栄養価も高くエネルギー源としても優れているのです!
また、炭水化物のうち吸収されない炭水化物である食物繊維も含まれています。
このうち、トウモロコシに多く含まれているのは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維はその名のとおり「不溶性」のため、消化の段階で吸収されずに腸内で便をかさ増しし、超のぜん動運動を促す働きがあるのだとか。
つまり、便秘解消に効果的なんです!
ただし、便秘には2種類あるので注意が必要です。
トウモロコシに多く含まれる不溶性食物繊維は腸を刺激するため、運動不足による便秘に効果的です。また、便のかさを増す働きがあるため、ダイエット中で食べる量を制限しているときにも食べたい食品です。
ただし、摂りすぎると便の水分まで吸収されて便が固くなり、便秘が悪化する可能性があるため、トウモロコシを食べるときには一緒に水分も多めにとるとようにしましょう。
便秘解消だけじゃない!トウモロコシはもっとすごいんです。
トウモロコシにはそれだけでなく、必須脂肪酸のひとつである「リノール酸」が多く含まれています。
これにはコレステロールを下げる働きがあり、血液をサラサラにする効果があるんです!
リノール酸は体内で合成されないため、食べ物から摂るしかありません。それがトウモロコシで摂れるなら、積極的に食べたいですよね♪
トウモロコシは夏にぴったりの野菜だった!
そのほか、アミノ酸のひとつであるアスパラギン酸を含んでいます。この成分は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
アスパラギン酸は疲労回復効果があるため、トウモロコシは夏の暑さでバテてしまった人にピッタリの食材なんですね!
トウモロコシの皮をむいてラップに包み、電子レンジで加熱するだけでもう食べられるので、調理も簡単です。これなら、めんどくさがり屋さんでも手軽にトウモロコシが食べられちゃいますね(笑)
トウモロコシはその甘さが特徴でもありますので、スイーツを食べるよりもトウモロコシを食べれば、お腹も満たされて便秘も解消、おまけに疲労回復もできて、一石三鳥のスーパー食材かも!?
なんか疲れがたまってきたな・・・と感じたら、いつもの食事にトウモロコシをプラスしてみては?